天下繚乱シナリオ「帰還せるデミウルゴス」
著:氏家靖博/重信康 監修:小太刀右京


シナリオデータ

プレイヤー:3〜5人
PCレベル:11レベル
プレイ時間:4〜6時間


シナリオ背景

 江戸湾沖に浮かぶ幻の城・幽霊城。その正体は、閻羅王・織田信長の居城たる安土城だった。信長と同時に、彼を斬るためだけに鍛えられた妖刀・平蜘蛛(ひらぐも)も動き出す。
 PCたちは平蜘蛛と出会い、安土城へと迫ることになる。信長の目的は日本を取り囲む結界を破壊し、大陸へと乗り出すことだ。安土城が江戸に到達する前に城内に乗り込み、信長の分身を倒すことでシナリオは終了する。


今回予告

 近頃お江戸を騒がすもの、妖異に英傑、幽霊城(ゆうれいじょう)。
 突如として江戸湾に出現した幻の城、幽霊城。妖気に満ちたそれは一切の干渉を受け付けず、不気味な沈黙を守り続けていた。
 時同じくして一人の少女が現れる。名は平蜘蛛(ひらぐも)。妖異を討つ、ただそのためにだけ在る人ならぬ少女。
 幽霊城。
 平蜘蛛。
 そして目覚める、広域破壊型移動城塞・弐式安土城(にしきあづちじょう)!
 今、天下の命運をかけた戦いが始まる。
 天下繚乱RPG『帰還せるデミウルゴス』
 百花繚乱綾錦、いざ開幕!

キャラクター作成

 今回予告を読み上げた後、ハンドアウトをコピーして切り離し、各プレイヤーに配布せよ。どのプレイヤーにハンドアウトを渡すかはGMの任意にしてもよいし、プレイヤー間で選択させてもよい。プレイヤーの人数が少ない場合は、若い番号を優先すること。

●レギュレーション
 本シナリオは、11レベルキャラクターを作成してプレイすることを想定している。サンプルキャラクターは使用しない。
 使用可能な経験点は55点。使用可能なルールブック、サプリメントは『天下』のすべてのルールブック、サプリメントとなる。
 プレイヤーが所持している経験点の使用をさらに許可するかどうかはGMが決定すること。

●麒麟児
 本シナリオ中に、PC全員が麒麟児(『京洛』P24)に覚醒する。よって、シナリオ中に使用できる奥義が追加でひとつずつ増加する。
 奥義が得られる宿星についてはシナリオ内に明記されている。

●シナリオハンドアウト
 各PCには以下の設定がつくので、キャラクター作成の時によくプレイヤーと相談すること。
PC1:妖異と戦う剣客である
PC2:いくさ人である
PC3:土方歳三の友人である
PC4:天海に仕える英傑である
PC5:鬼神衆である


帰還せるデミウルゴス:PC1用ハンドアウト
コネクション:平蜘蛛(ひらぐも)  関係:幼子
クラス:指定なし カバー:剣客
 キミが彼女と出会ったのは、橋の上でのことだった。時は黄昏、いや増すは妖異の気配。刀に手をかけたキミめがけ、一人の少女が降ってくる。人ならぬ気配を放つ彼女は胸を張り
「我が名は平蜘蛛。第六天魔王を討つために鍛えられた最強無類の刀である!」
そう、言った。

帰還せるデミウルゴス:PC2用ハンドアウト
コネクション:織田信長  関係:好敵手
クラス:いくさ人 カバー:いくさ人
 かつて織田信長を追いつめた歴戦のいくさ人。それがキミだ。この時代に飛ばされてからも、奴を忘れたことはない。そして今、幽霊城を一目みてわかった。奴は、信長はあそこにいる。となれば決着をつけねばなるまい。時空を越えてまで戦わねばならぬとは因果なことだ。
 だが、それがいい。

帰還せるデミウルゴス:PC3用ハンドアウト
コネクション:土方歳三  関係:友情
クラス:指定なし カバー:指定なし
 土方歳三はキミの友だ。生まれと立場は違えどその絆は確かなものである。ある日、土方は調べてほしいものがあるとキミに言った。何でも奇妙な刀を見つけたのだという。だがそれから音沙汰がない。胸騒ぎを感じたキミは調査を開始した。

帰還せるデミウルゴス:PC4用ハンドアウト
コネクション:天海  関係:忠誠
クラス:指定なし カバー:指定なし
 キミは天海直々の召命を受け、寛永寺地下に出向いていた。そこでキミが見たのは倒れ伏す天海、そして、閻羅王・織田信長! 信長はキミに一瞥をくれ姿を消し、天海は息も絶え絶えに追跡を命ずる。奴を捨ておいては江戸が危うい。キミは、行動を開始した。

帰還せるデミウルゴス:PC5用ハンドアウト

コネクション:幽霊城  関係:疑念
クラス:鬼神衆 カバー:鬼神衆
 キミは腕利きの鬼神衆だ。新たに下った命は江戸湾に現れた幻の城、通称・幽霊城の調査。御前さまが言うには、幽霊城からたぐいまれな妖気を感じるという。城とその主を調べ、滅すべく、キミは江戸へと向かった。


オープニングフェイズ

 オープニングではシーンプレイヤー以外は登場不可とする。

●シーン0
シーンプレイヤー:マスターシーン
◆解説
 幽霊城が江戸湾に出現するシーン。
 PCは登場不可。
▼描写
 江戸湾。
 きい、きい、と。
 漁師が小舟を漕いでいる。赤銅色のもろ肌を脱ぎ、沖へと向かっている。明け方の漁だ。いつにない濃霧の中、小舟はゆっくりと進んでゆく。
▼セリフ:漁師
「すげえ霧だな」
「船幽霊でも出るんじゃないか」
「滅多なことを言うもんじゃねえ。本当に出たらどうするんだ」
▼描写2
 不意に、霧が晴れた。そこにあったのは、海上に浮かぶ巨大な城! 五層七閣(ごそうななかく)の城砦が、漁師たちの前にそびえている。江戸城にも匹敵する豪壮なそれは、だがしかし、身の毛もよだつような禍々しい気配を発していた。
▼セリフ2:漁師
「な、なんだこりゃあ……?」
「お、おい! 動いてるぞ! こっちに来る!」
「に、逃げろ! 船を出すぞ!」
「駄目だ、言うことをきかねえ!」
「そんな馬鹿な……ギャア――ッ」
◆結末
 城は小舟を打ち砕き、海上を進む。やがて江戸湾に現れたそれは、江戸の民すべての目に触れることとなった。
 シーンエンド。

●シーン1:虚空来訪者
シーンプレイヤー:PC1
◆解説
 PC1が平蜘蛛と出会うシーン。
▼描写
 黄昏時。キミは比丘尼橋を一人渡っていた。隅田川にかかる小さな橋だ。人の姿は絶えてなく、妖異の気配だけがいや増している。キミが橋の半ばにさしかかった時。
「どけ、どかぬか!」
 そんな声と共に、一人の少女が降ってきた……!
▼セリフ:少女
(PC1に激突し)「……どけと申したであろうに」
(PC1を見て)「ほう、お主、英傑か。これは天佑。きゃつらが来ておるゆえ、手を貸すがよい」
「うむ、あやつらじゃ」
▼描写2
 少女は大仰な身振りで橋の前後を示した。群をなして迫り来るはあるいは鬼、あるいは土蜘蛛、あるいは生ける屍。つまりは、妖異だ。
▼セリフ:妖異
「どこへ行こうと無駄だ。逃しはせぬ」
(PC1を見て)「む……貴様、英傑……?」
「やむをえん。英傑は殺せ。娘はとらえよ」
◆解説2
 妖異はPC1に襲いかかってくる。この戦闘は演出であり、PCが自動的に勝利となる。
▼セリフ:少女
「見事な腕じゃな。それにその宿星の輝き……うむ、お主こそ我が使い手にふさわしいやもしれぬ」
「名乗っておらなんだな。わしは平蜘蛛。第六天魔王を討つために鍛えられた最強無類の刀である」
「以後頼むぞ、PC1殿」
◆結末
 PC1に【宿星:平蜘蛛に手を貸す】を渡してシーンを終了すること。

●シーン2:いくさ人、走る。
シーンプレイヤー:PC2
◆解説
 PC2が信長を追いつめるシーン。時間軸は過去である。
▼描写
 キミは雨の降りしきる戦場を駆けていた。キミが得物を振るう度、はたして敵兵が死んでいく。その様はまさしく無人の広野を行くが如し。狙うはただ一つ、信長の、首だ。 
▼セリフ:信長
「PC2、と言ったか。見事なものよ」
「だが無駄だ。貴様では我が首はとれぬ。見よ!」
▼描写2
 信長が手をかかげると同時に、暗雲が鳴った。たちまち落ちた雷はキミと信長を引き裂き……気付けば、奴の姿は消え失せていた。
◆結末
 そして、化政時代。キミは江戸湾に浮かぶ城、幽霊城を目にしている。この妖気、間違いない。奴はあそこにいる。となれば、やるべきことは一つだろう。
 PC2に【宿星:信長を討つ】を渡してシーンを終了すること。


●シーン3:消えた新撰組
シーンプレイヤー:PC3
◆解説
 PC3が土方の失踪を知るシーン。
▼描写
 数日前、土方歳三がキミの元を訪ねてきた。新撰組副長たる彼はキミの良き友だ。彼が言うには、奇妙な刀を見つけたのだという。
▼セリフ:土方
「……妙な刀を見つけてな。朽ち果てた、今では詣でる者もいない社でだ」
「いや、そのままにしてある。むやみに触れるわけにもいかん」
「ただの刀でないのは間違いない。妙な――いや、異様な力を感じたのだ。だが、それ以上となるとお手上げだ。お前なら何かわかるかもしれんと思ってな」
「それに――“あの時代”に帰る手がかりになれば」
「近々案内しよう」
▼描写2
 だが、土方からの連絡はなかった。知り合いの隊士が言うには、ここしばらく姿が見あたらず、つなぎもないという。キミは、胸騒ぎを感じた。
◆結末
 PC3に【宿星:土方を探す】を渡してシーンを終了すること。

●シーン4:信長の野望
シーンプレイヤー:PC4
◆解説
 PC4が信長と遭遇し、天海から命を下されるシーン。
▼描写
 キミは天海に呼ばれ、寛永寺に出向いていた。江戸を霊的に防衛する最重要拠点だ。だが、何かがおかしい。霊気が、結界が綻んでいるのだ。急ぎ地下に向かったキミが見たのは、倒れ伏す天海と圧倒的な鬼気を放つ男だった。
▼セリフ:信長
「……光秀の手のもの、であるか」
「我は信長。デミウルゴスにして第六天魔王たる閻羅王である」
「退ね。さもなくば、我自ら引導を渡してくれよう」
「(PCが構えたら)ふむ。光秀めには過ぎた者である。お主に免じ、ここは退いてしんぜよう」
▼セリフ:天海
「……PC4か」
「見たか。あれこそが織田信長、今一度の天下布武をもくろむおそるべき閻羅王よ」
「PC4に命ずる。信長を止めるのだ。このままでは江戸はおろか、日の本が危うい」
「本来ならば儂の務め……だが、この身では……」
「頼んだぞ(気を失う)」
◆結末
 PC4に【宿星:信長の野望を阻止する】を渡してシーンを終了すること。


●シーン5:御前さまの憂い
◆解説
 PC5が御前さま依頼を受けるシーン
▼描写
 隠れ里の御所。キミは御前さま直々の呼び出しを受け、御所にひざまづいていた。御簾の向こうからは、衣擦れの音。やがて御前さまの、透き通るような声が聞こえてくる。
▼セリフ:御前さま
「よく来てくれました、PC5」
「江戸湾に城が現れたことは知っていますね」
「あれはただの城ではありません。おそるべき妖気を感じます。妖異……おそらくは閻羅王にも匹敵する者の居城でしょう」
「見過ごすわけにはいきません。PC5に命じます。かの城の内実を探り、必要とあらば城とその主を滅すること」
「任せましたよ、PC5」
◆結末
 PC5が御前さまからの依頼を受けたらシーン終了。【宿星:幽霊城を滅する】を渡すこと。


ミドルフェイズ

●シーン6:妖刀・平蜘蛛
シーンプレイヤー:PC1
◆解説
 PC1が平蜘蛛と会話をするシーン。登場難易度は8とする。
▼描写
 キミは平蜘蛛を連れて食事に来ていた。彼女があまりにも空腹を訴えたためだ。自称・刀でも腹は減るらしく、おひつがものすごい勢いで空になっていく。
▼セリフ:平蜘蛛
「うむ、なかなかに美味であった。誉めて使わすぞ、PC1よ」
「改めて名乗ろう。わしは平蜘蛛。第六天魔王を断つために鍛えられし、最強無類空前絶後妖異滅殺の名刀である」
「もっとも、わらわはその魂ではあるが。お主らにわかるように言えば、刀の付喪神じゃ」
「目覚めたは良いものの……本体がいなくなっておってのう。当て所もなく彷徨よっておったわけじゃ」
「PC1よ、手を貸して欲しい。わらわの本性(ほんじょう)を見出し、信長めを斬らねばならぬ。わしはただそのために在るのじゃからな」
「お主ならば我が使い手にふさわしかろうと思ってのことじゃ。感謝いたせよ?」
◆結末
 PC1と平蜘蛛の会話が一段落したらシーン終了。

●シーン7:幽霊城の脅威
シーンプレイヤー:PC2
◆解説
 PC2が幽霊城の力を目の当たりにするシーン。登場難易度は8。
▼描写
 江戸湾。幕府の船が幽霊城にと向かっていた。さすがに捨ておけないと判断したらしい。キミの見守る中、複数の回船が幽霊城に近づいてゆく。
▼セリフ:野次馬
「なんなんだろうな、あのお城は」
「ありゃ“しんきろう”ってヤツらしいぜ。蘭学者の先生が言ってた」
「しんきろうだか何だか知らねえが、お役人さまも大変なこった」
「……お、おい。あれを見ろ!」
▼描写2
 突然、キミは巨大な妖気を感じた。幽霊城は鳴動し、天守閣が怪しく光る。
 次の瞬間、一条の光芒が海を裂いて走った。幕府の船は光の渦に包まれ……後には、何一つ残っていなかった。
▼セリフ:役人
「な、なんだこれは……うわあーっ」
◆結末
 幽霊城の力を見せつけたらシーン終了となる。

●シーン8:過去からの手紙
シーンプレイヤー:PC3
◆解説
 土方からの手紙が届くシーン。若者は新撰組の平隊士であるが、詳細な設定は用意されていないエキストラである。登場難易度は8。
▼描写
 キミは土方の定宿を訪れていた。主に聞けば、やはりここ数日姿をみないという。何があったのかと、頭を悩ませるキミに一人の若者が声をかけてきた。
▼セリフ:若者
「あの、PC3さんですね」
「副長……いえ、土方さんから預かっているものがあります。自分が帰らなければ、PC3さんに渡すようにと」
「これを(手紙を差し出す)」 
▼描写2
 手紙は見慣れた手跡で記されていた。土方自らが書いたもののようだ。
▼セリフ:土方(手紙)
「PC3。お前がこの手紙を読んでいるということは、おれはしくじったに違いない」
「お前に見てもらいたいといった刀。あれは、平蜘蛛というらしい。妖異を滅するための刀だそうだ。おれにはただのなまくらとしか思えなかったが、使う者が使えば違うのだろう」
「実は、あれから妙な気配を感じる。何者かに付けられているのは間違いない。人か、妖異かまではわからないが」
「平蜘蛛と妖異。無関係のはずがない。おれの見るところ、江戸湾の幽霊城が鍵だ。おれはこれから幽霊城に向かう。もし何かがあれば、後はお前に任せる」
「頼んだぞ。遠い時代の友よ」
◆結末
 PCが手紙を読み終えたらシーンエンド。


●シーン9:暴虐の魔王
シーンプレイヤー:PC4
◆解説
 PC4が信長の暴虐を目にするシーン。
 登場難易度は8。このシーンまでにPCたちが合流していることが望ましい。
▼描写
 江戸湾は地獄絵図と化していた。波間に船の破片が浮かび、浜辺には遺骸と負傷者が倒れ伏している。血臭とうめき声、そして、禍々しくそびえる幽霊城。まさに悪夢だった。
▼セリフ:犠牲者
「た、助けてくれ……誰…か…」
「水を……水をくれ……」
▼描写2
 しばらくすると役人たちが駆けつけてきた。ただの役人ではない。英傑でこそないものの、妖異に対抗すべく訓練を受けた者たちである。先頭に立つのは“大岡越前”こと大岡忠相だ。
▼セリフ:忠相
「すぐに皆を立ち退かせよ。療養所の者は怪我人の救助にあたれ。これ以上の犠牲をだしてはならん」
「む、お主ら……そうか、英傑か」
「天海僧正より話は聞いている。あの城が妖異の手になるものということ、もな」
「いずれにせよ、捨ておくわけにもいかん。口惜しいが、我々ではあの城をどうすることも出来ん」
「ここは引き受ける。城のことは……任せた」
◆結末
 PCたちが忠相との会話を終えたらシーンエンド。

●シーン10:英傑、集う
シーンプレイヤー:PC1
◆解説
 PCたちが合流したら発生するシーン。平蜘蛛とPCの交流を目的とする。全員登場。
▼描写
 キミたちは料亭「井筒」に集まっていた。「井筒」は浅草にある風雅な料亭であり、料理と格式で知られる。忠相が用意してくれた離れで、キミたちと平蜘蛛は顔をつきあわせていた。
▼セリフ:平蜘蛛
「あの幽霊城とやら……間違いない。主はあやつじゃ。織田の魔王めよ」
「わしは刀じゃ。斬ることが仕事じゃ。そして、涅槃(ねはん)に送るべきは信長めに他ならぬ」
「だがのう、わし一人ではどうにもならぬことがある。所詮、刀は刀じゃからの。然るべき使い手が必要よ」
「そこでお主の出番とわけじゃ。のう?(PC1を見やる)」
「ところでPC1よ、現世(うつしよ)がどうなったか教えてはくれぬか。わしも長く寝ていたからの、何が何やらさっぱりじゃ」
◆結末
 PCたちの会話が一段落したらシーンエンド。


●シーン11:情報収集シーン
シーンプレイヤー:PC5(いなければPC4)
◆解説
 情報収集シーン。以下の情報を収集する。判定値は基本的に【理知】で判定する。カッコ内が情報を得るための難易度である。情報収集判定はPCひとりにつき2回程度を目安にしている。
▼平蜘蛛(難易度:10)
 松永久秀と共に爆散した銘器・平蜘蛛の破片を埋め込み、鍛えられた刀。信長に対する怨念がこもりにこもった妖刀であり、信長に滅びを与えることを可能とする。あまりに強力かつ危険であるため、名も忘れられた社に封されていたらしい。現在、本体が行方不明。
▼織田信長(難易度:12)
 第六天魔王にして閻羅王。天海僧正を亡き者とし、江戸を守る結界の破壊を目論む。その狙いは天下布武、そして、はるか西方へと向かうこと。なお、今回活動している信長は分身であり、本体ほどの力は持たない。
▼土方歳三(難易度:10)
 新選組副長。名も忘れられた社で平蜘蛛を発見した。そのため、信長と配下の妖異に付け回されている。現在は信長の手に落ち、幽霊城に囚われている。
▼幽霊城(難易度:10)
 江戸湾沖に出現した幻の城。その正体は、信長の妖力によって再生した安土城である。自律行動が可能であり、信長はこれをもって江戸を攻めようとしている。強力な結界で守られており、侵入は困難。
◆解説2
 「平蜘蛛」「幽霊城」の両方を調べると、次の情報収集を行なえる。
▼平蜘蛛の在処(難易度:12)
 土方と共に信長の手に落ちた。今は幽霊城の深奥に封印されている。信長としては破壊したいのだが、その妖力ゆえに力を封じるにとどまっている。平蜘蛛を手にいれれば、信長を滅ぼすことも可能だろう。
◆結末
 情報が揃ったらシーンエンド。

●シーン12:襲撃・赤母衣衆
シーンプレイヤー:PC2
発生条件:「平蜘蛛の在処」を調べる
◆解説
 信長の手下に襲撃されるシーン。PCたちは1つのエンゲージ。そこから10メートルの位置に羅刹英雄(『天下』P231、モブとして扱う)×1のエンゲージが2つ配置される。戦闘となる。他PCは自動登場。
▼描写
 キミたちは四辻に差し掛かった。忠相の用意した宿に向かう途中のことだ。
 不意に風が吹く。生ぬるいそれに混ざるのは、禍々しい妖気を感じる。次の瞬間、キミたちは複数の騎馬武者に取り囲まれていた。長大な槍。巨大な軍馬。そして真紅の母衣(ほろ)――妖異だ。
▼赤母衣衆(あかほろしゅう)
「久しいな、PC2」
「まさかこの時代で貴様に会うとは思わなんだが、これも僥倖。閻羅王の導きであろう」
「お館様に仇なす者は滅ぼすまで。赤母衣衆、参る!」
「(敗北した)この力、それに平蜘蛛……! お館様に報告せねば」
◆結末
 戦闘が終わるとシーン終了となる。

●シーン13:妖刀と魔王
シーンプレイヤー:PC1
◆解説
 PC1と平蜘蛛が交流するシーン。登場難易度は8。
▼描写
 夜。キミは宿の湯風呂でくつろいでいた。忠相の用意した宿だけあり、そうそうはお目にかかれない広さだ。
 ぽちゃりと。不意に水の跳ねる音。湯けむりの向こうから姿を現したのは、手ぬぐいを頭にのせてくつろぎきった平蜘蛛だった。
▼セリフ:平蜘蛛
「おお……PC1。お主も湯浴みか」
「なかなかのものじゃな、この湯は。酒肴が欲しいところよ」
(湯に埋まりながら)「のう、PC1。お主は……不安ではないか?」
「正直に言えば、わしは不安じゃ。まさか、妖異がこうまで世を食らっていようとは」
「確かにわしは無類の刀であり、お主は優れた使い手よ。じゃが、相手は妖異の王たる信長。本性を取り戻しても、果たしてきゃつを滅せるかどうか……」
「……この気配!?」
▼描写2
 平蜘蛛が叫ぶと同時に、温泉の湯が跳ねた。湯が怒涛のごとく吹き上がり、湯けむりが舞う。やがて湯煙は凝集し、鎧武者の姿を形作る――信長だ。
▼セリフ:信長
「久しいな、平蜘蛛よ」
「貴様では余は止められぬ。我が望み、天下布武の成就を為す術も無く見るが良い」
(平蜘蛛の一撃を受けとめて)「この程度か。弱くなったものよ」
(平蜘蛛を吹き飛ばし)「……PC1と言ったな。余を、失望させるなよ」(《神出鬼没》を使用し、退場する)
▼セリフ:平蜘蛛
「信長あっ!」(腕の一部を刀に変えて斬りかかる)
「まさか、あれほどとは…………」
「やはり我が本性を見出さねばならぬ。何としても」
「頼む、PC1。お主だけが頼りじゃ」
◆結末
 平蜘蛛との会話が終了したらシーンエンド。

●シーン14:覚醒・安土城
シーンプレイヤー:マスターシーン
◆解説
 信長が幽霊城を起動させるシーン。PCは登場不可。
▼描写
 幽霊城深奥。からくり仕掛けを前に信長が立つ。その横には、鎖を巻き付けられた一振りの刀――妖刀・平蜘蛛だ。信長は平蜘蛛を一瞥すると、からくりに手をかけた。
▼セリフ:信長
「……時は来た」
「本能寺より幾星霜。今こそ、目覚めの刻である」
「見よ、これぞ我が居城にして江戸を滅ぼし天下に覇を唱える城――すなわち広域殲滅型移動城砦・弐式安土城なり!」
◆結末
 弐式安土城は鳴動と共に動き出す。目指すはただひとつ、江戸城だ。

●シーン15:第六天の魔王
シーンプレイヤー:PC3
◆解説
 幽霊城が動き出すシーン。全員登場。
▼描写
 キミたちが見守る中、ついに幽霊城が動き出した。波をかき分け、水しぶきをあげ、江戸城目指し海上を進んでゆく。遮るものは何も無い。まさに無人の野を行くが如しだ。
 海岸に立ち尽くすキミたちの前に、忠相に支えられた老僧が姿を現す。天海だ。
▼セリフ:天海
「間に合わなんだか……」
「いや、まだ手はある。お主らを死地に送ることにはなるがの」
「儂に残された霊力で城の結界を破る。その隙に城に乗り込み、信長を討つのだ」
「江戸は無防備になってしまうが……他に手はない」
「八百八町の命運はそなたらにかかっている。任せたぞ、PC3」
▼セリフ:忠相
「こちらでは船を用意した。蘭学者たちに作らせた早舟だ。高速艇、というらしい」
「我々に出来るのはこのくらいだ。不甲斐ないが……どうか、江戸を頼む」
▼描写2
 キミたちは早舟に乗り込んだ。エレキテル仕掛けの箱がうなりをあげ、蒸気を吹き出す。次の瞬間、船は一直線に走りだした。目指すは弐式安土城だ。
◆結末
 PCたちが弐式安土城に向かったらシーンエンド。

●シーン16:突入、弐式安土城
シーンプレイヤー:PC4
◆解説
 PCたちが弐式安土城に突入するシーン。全員登場。
 このシーンよりカウントを開始する。カウントは1よりスタートし、指示があるごとに+1すること。カウント7に達すると、弐式安土城が江戸城に到達し、江戸は信長の手におちてシナリオ終了となる。このことはプレイヤーに伝えること。
 PCたちは高速艇に乗り、弐式安土城を目指すこととなる。途中で赤母衣衆が出現するが、この際は【反射】で難易度14の判定を要求すること。誰か一人が成功すれば戦闘を回避し、弐式安土城へとたどり着くことが出来る。カウントを+1すること。
 全員が成功しなかった場合、戦闘となる。この場合、カウントを+1し、さらに戦闘1ラウンドごとにカウントを+1すること。赤母衣衆を1ラウンドで倒すとカウント2、2ラウンドで倒すとカウント3となる。
 戦闘になった場合、PC全員で1エンゲージ、20m離れた場所に羅刹英雄(『天下』P231、モブとして扱う)×3のエンゲージが1つ配置される。
▼描写
 早舟が波を切り裂き、飛ぶような速さで進んでゆく。弐式安土城が見る見る間に迫ってきた。だが、あとわずかというところで水しぶきが上がる。波を蹴り、馬に乗り、槍を片手に海を駆ける武者たち。赤母衣衆だ。
▼セリフ:赤母衣衆
「まばゆきは 月の光 陽の光 正しき覇王の名のもとに 我ら名前を赤母衣衆!」
「信長様の元にはゆかせん!」
▼描写2
 赤母衣衆を退けたキミたちは、弐式安土城の目前に達していた。轟音と衝撃。早舟の衝角が城の外壁を突き破り、穴をあける。大きくはないが、キミたちが通るなら十分だ。
◆結末
 PCが幽霊城に突入したところでシーンエンド。


クライマックスフェイズ

●シーン17:妖刀・平蜘蛛

シーンプレイヤー:PC1
◆解説
 平蜘蛛を手にした土方と戦うシーン。全員登場。
 PC全員を1エンゲージ、5m離れたエンゲージに土方歳三を配置。
 本シーンでは戦闘にかかったターン数だけカウントがプラスされる。つまり、土方との戦闘が1ターンで終わればカウント+1、2ターンで終われば+2となる。これはPCに伝えること。
 また、土方は《外道属性》を持っていないため、戦闘不能にすることで助けることができる。このことは、プレイヤーが攻撃をためらうようなら解説してしまってよい。
▼描写
「こっちじゃ」と。平蜘蛛に先導され、キミたちは城を駆ける。
 立ち並ぶ牢獄、怪しくうごめくからくり、無限のごとく沸いて出る妖異。
 やがて天守閣へと続く階段に辿り着いたキミたちを待っていたのは、平蜘蛛の刀を手にした一人の侍だった。
 土方歳三――だが、その瞳に正気の光はない。
▼セリフ:土方
「……誠の名の下、斬る」
▼セリフ:平蜘蛛
「信長の妖気にあてられおったか。愚か者めが!」
▼セリフ:土方
(倒した)「俺は……そうか、信長に」
「迷惑をかけた、PC3」
◆結末
 戦闘が終わると、土方は正気を取り戻し、平蜘蛛を渡してくれる。PC全員に【宿星:信長を倒す】を渡すこと。
 この宿星によりPC全員は麒麟児に覚醒し、奥義をひとつずつ追加で得られる。得られる奥義は『京洛』P95の奥義表からROCさせること。悩むようなら基本クラスの奥義を選ばせるとよいだろう。
 以上の処理が終わったらシーン終了。
 なお、土方は消耗が激しく、戦闘などに参加することはできない(エキストラとして扱う)。脱出路を確保すると言ってPCたちとは別れさせるとよいだろう。


●シーン18:安土城の変
シーンプレイヤー:PC2
◆解説
 信長と戦うシーン。PCたちはひとつのエンゲージ、そこから10メートル離れたエンゲージに織田信長(分身)、赤母衣衆(白兵型)×2を配置。PCたちから50m離れたエンゲージに赤母衣衆(射撃型)×2を配置する。
 戦闘にかかったターン数だけカウントがプラスされる。つまり、信長との戦闘が1ターンで終わればカウント+1、2ターンで終われば+2、となる。
 なお、信長はPC1の攻撃(平蜘蛛の力)でとどめをささない限り何度でも復活する。このことはPCに伝えること。
 また、平蜘蛛の本体の力は麒麟児の奥義となってPCたちに宿ったものとして扱う(平蜘蛛をアイテムデータなどでは表現しない)。GMは望むなら、PC1の武器と平蜘蛛が融合するなどの描写をしてもよいだろう。
▼描写
 幽霊城――弐式安土城最深部。豪壮な鎧兜に長身を包んだ武者がいた。端正な、否、端正すぎる面差しと、圧倒的ともいえる鬼気。第六天魔王・織田信長だ。
▼セリフ:信長
「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり――人の身でよくぞ来た。敵ながら見事」
「我が望みはただ一つ。天下布武。誰であろうと容赦はせぬ」
(PC1に)「貴様が平蜘蛛の主か。よかろう、我が怨敵を使役する力、見せてもらおう」
(PC2に)「久しいな。この御代で再び会うもまた縁。その腕は惜しいが……此度こそ冥土に送ってくれよう」
(PC3に)「妖(あやかし)、であるか。ならば、我が下に集え。人も妖も妖異もなく、天下布武の夢を見ようではないか」
(PC4に)「天海――いや、光秀めの走狗よ。奴に伝えるがいい。貴様の思うようにはさせぬ、とな」
(PC5に)「ほう、鬼か。これは面白い。魔王の力と鬼の力、比べてみるも一興であろう」
「我は第六天の魔王にして、西方より来る偽神(デミウルゴス)。ゆえに西へ、天へ、帰らねばならぬ。天下に覇を唱え、日の本を我が手におさめてな――ゆくぞ、英傑よ!」
(倒された)「天はまたも我を受け入れぬか……!」
▼セリフ:平蜘蛛
「そうはさせぬ! 平蜘蛛の名にかけ、お主を再び冥府へと送ってくれようぞ!」
「やるぞ、PC1!(本体に吸い込まれる)」
◆結末
 戦闘が終わると幽霊城は鳴動をはじめる。PCたちの脱出を演出したところでシーンエンド。


エンディングフェイズ

 各PCの想定されるEDは以下のようになる。
PC1:平蜘蛛と共に妖異退治に向かう。
PC2:信長の分身は倒れた。だが、本体は未だ健在だ。キミの戦いは終わらない。
PC3:土方と会話する。
PC4:天海と会話する。
PC5:御前さまに報告する。

●経験点計算
 本シナリオの宿星達成経験点は、ひとつにつき150点とする。
 また、すべての敵を倒していれば奥義込みでエネミーレベルの合計は155点(PC5人ならひとり31点)となる。


エネミーデータ

■土方歳三

◆データ
種別:人間 レベル:14 サイズ:1
体:18/+6 反:16/+5 知:11/+3
理:10/+3 意:16/+4 幸:9/+3
命:13 回:9 魔:8 抗:10
行:19 HP:85 MP:46
攻:〈斬〉+24/物理
対:単  射:至近
防:斬5/刺1/殴4
《兵者の証》《武神の手》《絶対先制》
《片手平突き・弐式》《赤誠の心》《縮地》
《片手平突き・零式》《三段突き》
《範囲攻撃》《急雲剣》《横薙ぎ》《嵐の心》
・【命中値】判定のクリティカル値11。

◆攻撃
 メジャーアクションでは《片手平突き・弐式》で攻撃する。判定値は2D6+15、クリティカル値は11。ダメージロールは〈斬〉3D6+24となる。《片手平突き・零式》を使用することで判定値は2D6+13、クリティカル値は9、ダメージロールは〈斬〉6D6+24となる。
 ダメージロール直前に《嵐の心》を使用することでさらに+1D6される。マイナーアクションで《急雲剣》を使用することでさらに+1D6される。

■設定
 信長の妖気に操られ、平蜘蛛を手にした状態の土方歳三。そのため、このデータは本来の彼のものとは異なっている。

■戦闘プラン
 PCたちに接近し、《範囲攻撃》で出来るだけ多くのPCを攻撃する。
 最初の行動では《三段突き》+《片手平突き・零式》+《片手平突き・弐式》を使用する。

■織田信長(分身)
◆データ
種別:妖異 レベル:30 サイズ:1
体:27/+9 反:27/+9 知:16/+5
理:24/+8 意:18/+6 幸:12/+4
命:17 回:10 魔:16 抗:11
行:15 HP:420 MP:190
攻:〈殴〉+16/物理
対:範囲(選択)  射:10m
防:斬8/刺7/殴5/闇9
《外道属性》《攻撃力UPV》《集団統率》
《弱点属性T:光》《マルチカラー:闇》
《攻撃増幅》《二刀流》《無双暴風》

◆攻撃
《無双暴風》
タイミング:メジャーアクション
判定値:17 対:範囲(選択) 射:10m
 散銃・轟雷により範囲(選択)に物理攻撃。ダメージ〈殴〉26+4D6。実ダメージを与えた場合、狼狽と重圧を与える。
 マイナーアクションで《マルチカラー:闇》を使用し、属性を〈闇〉に変更する。《二刀流》により命中判定を2回行なう。

《漆黒の覇気》
タイミング:メジャーアクション
判定値:16 対:単体 射:50m
 オリジナル特技。単体に魔法攻撃。ダメージ〈闇〉20+7D6。実ダメージを与えた場合、放心を与える。 
 マイナーアクションで《攻撃増幅》を使用し、ダメージにさらに+3D6する。

《無限転生》
タイミング:常時
 オリジナル特技。PC1以外の攻撃で【HP】が0となった場合、即座に死亡を回復し即座に【HP】を40点まで回復する。

◆奥義
□一刀両断 □剣禅一如 □広大無辺
□一蓮托生 □至誠如神 □鎧袖一触
□秋霜烈日 □疾風怒涛 □千変万化
□千変万化 □妙計奇策 □破邪顕正 
■神出鬼没

■設定
 閻羅王、織田信長の分身体のひとつ。高いレベルで顕現しており、閻羅王そのものに限りなく近づいている。
 その力は本体とは比較にならないが、それでも並の英傑なら一蹴するほどである。
 もし、本シナリオでPCたちが信長に敗れた場合、彼は偽神デミウルゴスとして完全にこの世に顕現し、地球は、全宇宙は魔界と化す。

■戦闘プラン
 セットアッププロセスに《集団統率》を使用し、赤母衣衆(狙撃型)にPCを攻撃させる。この時、赤母衣衆(白兵型)は信長を《援護防御》で守るため待機する。
 最初に《疾風怒涛》から《広大無辺》を使用しシーン全体に《漆黒の覇気》で攻撃する。その後は《無双暴風》で出来るだけ多くのPCに攻撃を行なう。
 《無限転生》はPC1以外の攻撃で【HP】が0になった場合に何度でも発動する。
 PCが4人の場合、《千変万化》を削り、【HP】を−40する。
 PCが3人の場合、さらに《千変万化》を削り、【HP】を−40する。


■赤母衣衆(狙撃型)
種別:妖異 レベル:モブ(12) サイズ:1
体:18/+6 反:18/+6 知:21/+7
理:12/+4 意:16/+5 幸:10/+3
命:14 回:8 魔:7 抗:9
行:14 HP:62 MP:44
攻:〈殴〉+24/物理
対:単体 射:50m
防:斬3/刺2/殴1
特技:《攻撃増幅》《武神の手》《武神の眼》(命中判定クリティカル値10)


■赤母衣衆(白兵型)
種別:妖異 レベル:モブ(12) サイズ:1
体:21/+7 反:21/+7 知:15/+5
理:12/+4 意:15/+5 幸:10/+3
命:13 回:9 魔:8 抗:8
行:17 HP:72 MP:42
攻:〈斬〉+27/物理
対:単体 射:至近
防:斬4/刺4/殴4
特技:《援護防御》《攻撃力UPU》《範囲攻撃》《武神の手》(命中判定クリティカル値11)

 
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