妖異の跳梁、閻羅王の暗躍。
 それは決して日本のみが直面している問題ではない。キミの故郷たる欧州でも、妖異の脅威は日を追うごとに増大し、各国政府も対策に乗り出し始めている。
 そんななか、キミは属する結社の高弟から、日本へと潜入し、そこにいる“英傑”と呼ばれる者たちと協力して、事態打開の鍵となる“村雨丸”を探索するように命じられる。話によれば、キミもまた、“英傑”の素養を持つ身であるらしい。
 マルコ・ポーロの東方見聞録にも記された神秘の国“日本”は、キミにとっていつかは行ってみたい未知の異郷であった。これを渡りに船とみたキミは、医者に身分を偽装して日本へと向かう。そこで出会う冒険に胸を躍らせながら。



 古来より人類は天地自然に満ちる様々な事象を理解し、それを操ることに意識を注いできた。火を点すことも、海を渡ることも、薬を作り人を癒やすことも、すべてはその探求から生まれ出でたものであった。その営為は世界のいずれかでは科学となり、他のいずれかでは魔術となった。そして欧州において連綿と受け継がれてきた諸々の魔術の最新の継承者こそ、オカルティストである。
 オカルティストは客人クラスに分類される。原則としてオカルティストは欧州からの来訪者であるが、キャラクターの設定によっては新大陸やロシア、インドなどに在住の欧州文化の継承者であってもかまわない。
 オカルティストは基本的に求道的な魔術の探求者であり、実践者である。時に何らかの目的で魔術を道具として扱うことはあるが、原則としては魔術の追求こそがオカルティストの本分であり、それを通じて真理を追い求めること。ある意味で真理――人によっては神々や至高の主と同一視することもある――と一体となることこそが、彼らの目指すものなのだ。

 オカルティストののクラスデータは『ゲーマーズ・フィールド 21st Vol.3』『ゲーマーズ・フィールド 21st Vol.4』(発行:ファーイースト・アミューズメント・リサーチ)をご覧ください。